第101回関西ワークショップ

と き:2002年6月29日(土)14:00〜17:00

ところ:大阪府立北千里高等学校

話題提供:塩川哲雄氏(大阪府立北千里高等学校)

テ ー マ:「竹炭を焼く」

 ワークショップ第101回は、地域に自生する竹を材料にした、学校での
竹炭焼を見学しました。ここでは、学校の先生や生徒だけでなく地域の
人々もたくさん加わって、特色ある活動が行われていました。この日は、
実際に炭焼きを体験し、雰囲気を味わうことができました。

 

学校の敷地内に据付られた釜。土の中には分厚い鉄の釜が入っていて、その
中には約100kgの竹がはいっているそうです。煙突は斜面を這い上がり、その
先端からは白い煙がもくもくと立ち込めていました。この長い煙突は、煙を冷や
して竹酢液をとる役目も果たしています。

 

釜への点火は朝10:00ごろに行われました。火はその日の2時30分ごろには落
とされ、泥で密封した釜はそのまま2日間蒸し焼きにされるそうです。煙突の根
元にはホースが付いていて、そこから竹酢液が採取されていました。

 

写真左は採取された竹酢液をペットボトルに移しているところ。この原液は数百
倍に希釈し保管されて、農薬などで用いる場合はさらに数十倍に薄めて散布さ
れるそうです。炭焼きを見学したあとは、塩川先生から竹炭焼きをするまでの経
緯や、授業の内容、地域住民との交流についてお話していただきました。

 


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